Behind the Scenes:医療スタッフのユニフォーム(前編)


こんにちは、スタッフの兎原です🐰
今日は、少し裏側のお話——「医療現場のユニフォーム」について。


皆さまは、動物病院に来られた時、スタッフの制服って意識して見たことはありますか?
あまりじっくり眺める機会はないかも知れませんね🙂

実は私、職業柄どうしても他の病院へ行くと、スタッフさんの制服や靴をつい細かくチェックしてしまいます。
(我ながら、ちょっと変な患者です…笑)

最近は、スクラブにスニーカーというスタイルがとても多いですね。
靴も、屈まずにスムーズに履けるタイプが主流のようです。

外来では、ドクターがスクラブの上に白衣を羽織っている姿もよく見かけます。
刺繍入り(筆記体)白衣とか、ちょっと憧れます…!✨

エプロン丈はもうちょっと長めがいいかな

では、当院のユニフォームは?

答えは──
バラバラです!(笑)


以前、
「全員おそろいのスクラブにしよう!✨」
という話が出た事があったのですが、
全員の好みが全く一致せず、あっさり流れました😂

当院では、

  • ドクター:カラフルなスクラブ
  • ナース:白ワンピース+エプロン or スクラブにエプロン

というスタイルが多いです。

「どうしてエプロンを重ねるの?」という疑問もあるかもしれませんが、
これには理由があります。


うさぎさんの診察スタイルが特別だから



うさぎさんは、とっっっても繊細な動物です。
診察台の上でパニックになると、飛び降りて骨折する危険があります。

そこで当院では、まず診察室の床に厚めのマットを敷き、
看護師はその上で正座し、
太ももの上にうさぎさんを乗せて、検温や診察を行います。


ズボンだと足のすき間にウサギさんの手足が挟まったり、
身体が落ちてしまう可能性があるため、
エプロンやスカートの上での診察が安全なんですね。

院長も、ほとんど床に腹ばいで寝そべるような姿勢で、
うさぎさんの身体にそっと聴診器を当てています。


それでも怖がってしまう子には、
マットの上にキャリーごと置いていただき、
キャリーの中で注射や点滴をする方法をとっています。


だからシューズは「脱ぎ履きしやすさ」が最重要!



診察中は、靴を脱いだり履いたりがとても多いので、
当院では 「クロックス」が大流行しています😆


色は一応「白」と決められているのですが…
白いクロックスって、とにかく汚れが目立つんです💦
すぐに黒い擦れた様な汚れが付いてしまうので、
スタッフは皆、こまめに洗って清潔を保つようにしています。

ラベンダーのスクラブ
顎が苦しいので早く膝に乗っけて下さい

獣医療用スクラブには、色々独特の工夫がしてあるものが多いです。
「ポケット口」は縦になっていて、動物の手足が引っ掛かりにくい&毛が入りにくくなっていたり、
ズボンの膝の部分は二重に補強してあったり、、、

こうして考えると、
ユニフォームには、安全と安心の工夫がたくさん詰まっているんだなぁ
と改めて感じます。


もしご来院の際に、スタッフの制服が少し(というか相当)
バラバラでも(笑)、
どうか温かく見守っていただけたら嬉しいです🌿


次回は、ユニフォーム話の続きをお届けします!


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