🌿ウォーキングで見つけた小さな秋
前編はこちら

歩いていると、五感がどんどん研ぎ澄まされていくのを感じます。
まず心をくすぐったのは、金木犀(きんもくせい)の香り。
秋の風に乗ってふわりと漂ってくるだけで、気持ちがやさしくなりますね。
札幌の知人に聞いたのですが、金木犀は寒さに弱く、北海道では自生していないそうです。
「この香りを楽しめるのは、秋の小さな贅沢かもしれないな」と思いました。

露に濡れた木々や草花の姿も美しく、
しっとりとした香りには、言葉にできない癒しがあります。
金木犀も、濡れると香りがちょっと違った感じに香る気がします。
それから、カリンの実が想像以上に大きくてびっくり!

ユリノキは空に向かってまっすぐ背を伸ばし、
まるで空を支えているように堂々としていました。
そして銀杏の実が地面いっぱいに落ちているのを見た瞬間——
急に「日本酒が飲みたい…」という気持ちが頭をよぎりました(笑)。
いけませんね、断酒したばかりなのに。

秋の散歩は、心と体をやさしく整えてくれます。
季節の香り、風の音、足元の小さな発見——
どれも忙しい日々の中で忘れがちな、“自分を取り戻す時間” なのかもしれません。
次は、夏にホタルが見られることで有名なあの公園へ行ってみようと思います。
きっと、また新しい発見が待っているはずです🍂
