院長の兎山です。暑いですね~💦
ウチのウサギも気候のせいか、体調を崩して当院で治療を受けています。
今日は、うさぎさんの健康についてお話しします🐰
うさぎは草食動物で、野生では常に肉食動物に狙われる立場でした。そのため、体調が悪くてもそれを隠す本能が強く残っています。
一見元気そうに見えても、実際には病気が進んでいることも少なくありません。飼い主さんは、ちょっとした変化に気づくことがとても大切です。

どうして病気を隠しちゃうの?
野生のうさぎにとって「弱っている=狙われやすい」ということでした。
そのため、体調が悪くても元気に見せる習性が今でも残っているのです。
気づいてあげたい小さなサイン
うさぎさんの病気を早く見つけるには、日頃の観察が一番大事です。
ごはんの食べ方:食欲が落ちていないか、好物を残していないか。
うんちのチェック:小さくなったり数が減っていないか。
おしっこの色:濃すぎたり、赤っぽい色が出ていないか。
いつもと違う行動:隠れてばかりいる、動きが鈍いなど。

健康診断に行ってみよう
うさぎさんは体調不良を隠すのが上手なので、年に1回(シニア期は半年に1回)は健康診断を受けると安心です。
歯のチェックや消化管、泌尿器系のトラブルは早めに見つけることがとても大切です。
「ちょっと様子を見ようかな」は危険です
うさぎさんの病気は進行がとても早く、数時間で命に関わることもあります。
- 例:消化管うっ滞は食欲が落ちて数時間で重症化することがあります。
- 例:歯の病気も気づいたときにはかなり進んでいることが多いです。
「いつもと違う」と思ったら、迷わず病院へ。それが一番の安心につながります。
まとめ:
うさぎさんが健康で長く一緒に過ごせるように、日常のちょっとした変化を見逃さないことが大切です。
メッセージ:
毎日のごはんや遊びの時間は、健康チェックのチャンスでもあります。愛するうさぎさんと安心して暮らしていくために、ぜひ今日から観察を習慣にしてみてくださいね✨
